「てんぐ巣病」ぐらいで騒がれても


桜枯らす病気18県で確認 カビが原因「てんぐ巣病」
 感染すると花が咲かず木が枯れる「てんぐ巣病」の状況を、財団法人日本花の会(東京都)が宮城や兵庫など28都道県の53カ所の桜で調べたところ、18県の25カ所で感染が確認されたことが20日までに分かった。
 ソメイヨシノの被害が目立ち、同会の和田博幸主任研究員(樹木医)は「感染力が強いので、全国に拡大しているとみられる」として、病巣部の切除などの対策を求めている。
 てんぐ巣病の原因はカビの一種のタフリナ菌で、胞子が飛散したり雨水に混じったりして拡大する。感染した枝は花が咲かず、枝の所々に多数の小枝がほうき状に群生。放置すれば数年から10数年で枯れる場合があるという。
(共同通信) – 3月20日9時2分更新

基本的には病巣部を早めに除去し、傷口が枯れ込まないように保護処理していけばなんとかなるんでしょうが、ソメイヨシノだとそろそろ寿命に来ている地域もあるし、早めに更新したくても管理予算も削られている御時世でしょうね。木の下で呑めや吐けやのどんちゃん騒ぎすれば根も傷むでしょうし。
できれば、桜花見の宴ってやりたくないです。結構花冷えの日って多いし。

鑁阿寺の去年の桜

米BSE牛の陰に隠れて話題にもならないようですが、植物の病気繋がりで、米産リンゴの輸入はどうなったんでしょうね。米産リンゴにつきまとう「火傷病」はバラ科落葉樹に感染する細菌病で、感染した植物は枝や葉が、黒変・萎縮・ひびわれなどの症状をおこしてまるで火であぶられたような状態となり、やがては枯れていくということから「火傷病」と呼ばれるようです。これは日本には存在しない病気。日本が輸入に際し厳しい検疫を行ってきたのは、この細菌も持ち込まれた事によって、国内の果樹が壊滅することを懸念してのことらしいです。
こっちはバクテリア(細菌)だから、伝搬力はカビよりも強いかもしれません。心配されているのはリンゴやナシなどの果実生産樹なんですが、あちこちで名所になっている同科であるソメイヨシノ等のサクラには問題ないのだろうか?。だとすれば、てんぐ巣病以上の驚異にならないことを祈ります。
植物の病気は感染する範囲が広いし潜伏期間も長いものが多いから、一度定着してしまうと根絶することはほぼ不可能だしこれは生物全般に言えること。外来生物の被害なんてあちこちで騒いでいるけれど、微生物レベルの事になるとマスコミも人間に対する直接的な被害でしか話題にならない。食料や生物を安易に持ち込むことによって、そのものやそれに付着してちゃっかり入って来るもの(微生物等)の影響は少しは考えた方がよいのでは、と老婆心ならぬ老爺心で心配している。

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