晴れのちくもり
物理現象
出勤途中で聴いていたラジオで、ブラウン運動の話題を興味深く聴く。いわゆる物理現象で、植物の花粉を水に落として顕微鏡で見ると細かく不規則に振動しているというヤツ。ところが、花粉そのものは震動せず、花粉から出る微粒子が震動していることを発見者は報告していたのを、誤訳していたのだそうだ。問題は、その後の教科書には当たり前の用に載せられ、著名な学者連もそういうものだと教え続けてきたということ。花粉という材料は生物学、運動という現象を扱うのが物理学ということでお互いが確認を怠ったということらしい。言い方は変だけど、学問のタテ割り構造って感じで、運転しながら苦笑してしまった。どこの世界にもあるのねぇ。